ワインの基本
テロワールからワインの成分まで、まず押さえたい土台をスライドで順に学ぶ入門コース。
ワインの醸造
ブドウがワインになるまで。発酵の仕組みと、赤・白・ロゼ・スパークリングの造り分け、そして熟成の技術をステップで学ぶ。
フランス
ワインの故郷。ボルドー・ブルゴーニュ・シャンパーニュから南仏まで、主要地方を地方ごとに学びます。
- フランスの概要旧世界の代表。A.O.C.発祥の地で、産地ごとに個性がくっきり分かれる。
- ボルドー川で左岸と右岸に分かれ、複数品種のブレンドで造る海洋性の銘醸地。
- ブルゴーニュ基本は単一品種。畑(クリマ)ごとの個性を細かく格付けする赤白の銘醸地。
- シャンパーニュ瓶内二次発酵で泡を生む、北の冷涼な発泡ワインの銘醸地。基本はNV。
- ロワール大西洋から内陸へ、川に沿って白・赤・ロゼ・甘口・発泡まで多彩に揃う産地。
- ローヌ北はシラー単一、南はGSMのブレンド。川沿いに気候も品種も切り替わる産地。
- アルザスドイツ国境の乾いた産地。ラベルに品種名を表示する、アロマ豊かな白の名産地。
- ボージョレガメイの軽快な赤。炭酸ガス浸漬法とヌーヴォー、そして10のクリュ。
- 南西地方(シュッド・ウエスト)ボルドーの内陸側に広がる、土着品種の宝庫。カオールとマディランが二枚看板。
- ラングドック・ルーション地中海沿岸のフランス最大級の産地。GSMの赤とVDN(甘口酒精強化)が二本柱。
- プロヴァンス・コルス辛口ロゼの代名詞プロヴァンスと、土着品種のコルシカ島。地中海の南東端。
- ジュラ・サヴォワフランス東部の山岳系小産地。ジュラの黄ワインと、サヴォワの高山品種が個性。
イタリア
全20州でワインを造る土着品種の宝庫。北のピエモンテと中部トスカーナを双璧に、南まで個性が続きます。
- イタリアの概要全20州でワインを生産する大生産国。D.O.C.G.を頂点に土着品種が主役。
- ピエモンテ「山のふもと」の北西部。ネッビオーロが王のワイン・バローロを生む。
- ヴェネト生産量トップ級の北東部。陰干しの力強い赤アマローネとプロセッコの地。
- トスカーナ糸杉とブドウ畑の中部。サンジョヴェーゼの赤とスーパータスカンの発信地。
- 南部・島嶼火山と太陽の南イタリア。アリアニコ・プリミティーヴォ・ネーロ・ダヴォラの地。
- イタリアの主要品種各地の土着品種を横断整理。試験頻出の「同一品種」「地名≠品種」も押さえる。
スペイン
栽培面積は世界第1位。テンプラニーリョの赤から泡のカバ、酒精強化のシェリーまで、固有品種と多彩な産地を学びます。
- スペインの概要ブドウ栽培面積は世界第1位。高地メセタと多彩な気候、D.O.P./I.G.P.の格付けを持つ国。
- スペインの主要品種固有品種の宝庫。黒のテンプラニーリョ・ガルナッチャ、白のアイレン・アルバリーニョが柱。
- リオハと北部スペイン初のD.O.Ca.リオハを核に、ナバーラ・アラゴン・バスクの北部を学ぶ。
- ドゥエロ川と大西洋高地の銘醸リベラ・デル・ドゥエロ、白のルエダ、海のアルバリーニョ、そして最大産地ラ・マンチャ。
- カタルーニャとカバスレートのプリオラート、そして瓶内二次発酵で泡を生むスパークリングのカバ。
- ヘレスとシェリーアルバリサの白い土壌とパロミノ、フロールとソレラが生む酒精強化ワインの世界。
ドイツ
EU最冷涼のゾーンAに広がる白ワイン大国。リースリングとピノ・ノワール、糖度基準の肩書きと地理的呼称への移行を学びます。
- ドイツの概要EU最冷涼のゾーンAに広がる白ワイン主体の産地。13の特定栽培地域が川沿いに連なる。
- ワイン法と格付けプレディカーツヴァインの6つの肩書き、エクスレ度、2021年新法とVDP格付けを整理する。
- 主要品種主役はリースリングとシュペートブルグンダー。ブルグンダー系白やジルヴァーナー、ドルンフェルダーも重要。
- モーゼルとラインガウ粘板岩の急斜面モーゼルと、川と山に守られたラインガウ。リースリングの二大銘醸地。
- 主要産地めぐり最大のラインヘッセン、温暖なプファルツ、南のバーデン、赤主体のアールなど個性豊かな産地。
- 代表的なスタイル辛口トロッケンへの潮流、貴腐とアイスヴァイン、欧州最大級の発泡ゼクトとロゼ。
アメリカ
生産量の約8割をカリフォルニアが占める新世界の巨人。A.V.A.制度と多彩な産地・品種を学びます。
ポルトガル
イベリア半島西端。250種超の固有品種と、ポート・マデイラの酒精強化ワインで知られる多様な銘醸国。
オーストラリア
シラーズを代表品種とする新世界の主要国。地理的呼称G.I.のしくみと、南東部・西南部・タスマニアの銘醸地を産地ごとに学びます。
チリ
南北に細長い新世界の銘醸国。アンデスと太平洋に挟まれ、カベルネとカルメネールを軸に多彩な産地が広がります。
- チリの概要アンデスと太平洋に挟まれた細長い国。フィロキセラ未被害の自根栽培でも知られる。
- チリのワイン法とD.O.D.O.は「地理的範囲」を示す制度。海からアンデスへの縦の区分が個性を語る。
- チリの主要産地冷涼な北部沿岸から中心地セントラル・ヴァレー、古木が残る南部まで縦断する。
- チリの主要品種カベルネが最大、看板はカルメネール。冷涼地の白や古木パイスまで幅広い。
アルゼンチン
アンデス山脈沿いの高地に畑が広がる、大陸性気候の南米最大級のワイン産地。マルベックとトロンテスが看板。
オーストリア
白ブドウ7割の冷涼な大陸性産地。固有品種グリューナー・ヴェルトリーナーとD.A.C.が要。
ニュージーランド
南北に長い冷涼系の新世界産地。マールボロのソーヴィニヨン・ブランとピノ・ノワールで世界的名声を得た輸出主導国です。
- 国の概要細長い島国の気候、G.I.制度、輸出依存の特徴をつかむ
- 主要産地・地方北島・南島の主役産地とそれぞれの個性を押さえる
- 主要品種ソーヴィニヨン・ブランを筆頭に、主役品種の顔ぶれを知る
- 代表的なスタイル国を象徴する4つのワインスタイルを味わいで理解する
南アフリカ
360年以上の歴史をもつ新世界。地中海性気候の西ケープ州に産地が集中し、Chenin BlancとPinotageが看板の国。
- 南アフリカの概要旧世界と新世界の中間的な立ち位置。地中海性気候の西ケープ州に集中し、原産地呼称はW.O.制度で守る。
- 南アフリカの主要品種看板は白のChenin Blancと、国が生んだ交配品種Pinotage。白と黒がほぼ半々の栽培構成。
- 南アフリカの主要産地生産の中心は西ケープ州。核となるCoastal Region、冷涼なCape South Coast、内陸のBreede River Valleyを押さえる。
- 南アフリカの代表スタイル伝統製法のスパークリングCap Classique、Pinotageを軸にしたCape Blend、古木を守るOld Vine Projectが特徴。
ハンガリー
中央ヨーロッパの内陸国。世界三大貴腐のトカイ・アスーと「雄牛の血」で知られる固有品種の宝庫。
- ハンガリーの概要カルパチア盆地の内陸国。3層のEU品質区分と、貴腐&雄牛の血の二枚看板。
- トカイと貴腐ワイン火山性土壌の北東部。貴腐がフルミントに作用し、天然甘口アスーとエッセンシアを生む。
- 主要産地と「雄牛の血」エゲル・セクサールドの雄牛の血、最南端ヴィッラーニ、火山性の白い丘バラトン周辺。
- ハンガリーの主要品種白の核フルミントと補助のハールシュレヴェリュ、最多作付けの黒ケークフランコシュ。
ギリシャ
ワイン4000年の歴史をもつ土着品種の宝庫。火山島サントリーニのアシルティコと山岳地の高品質ワインが魅力。
- ギリシャの概要ワイン発祥地の1つ。約300の土着品種が生き残り、EUワイン法に沿った4区分で格付けされる。
- 主要産地・地方北のマケドニア、南のペロポネソス、火山島サントリーニ、最南のクレタが4本柱。
- 主要品種白の柱アシルティコ、赤の二枚看板アギオルギティコとクシノマヴロを軸に個性が広がる。
- 代表的なスタイル松脂のレッツィーナ、天日干しの甘口ヴィンサント、島の甘口マスカットなど個性豊か。
日本
南北に細長い島国で、甲州とマスカット・ベーリーAを軸に全国で個性豊かなワインが造られます。
- 日本の概要南北18度の緯度差をもつ島国。高温多湿と闘いながら、ほぼ全都道府県でワインを造る。
- 主要産地・地方発祥地の山梨、冷涼な北海道、盆地の長野を中心に、全国へ産地が広がる。
- 主要品種白の甲州・赤のMBAを軸に、欧中東系や耐寒性・アメリカ系まで多彩。
- ワイン法と代表スタイル「日本ワイン」の定義とG.I.、表示ルール、仕立てと代表的な味わいを押さえる。
カナダ
ロシアに次ぐ広大な寒冷地ワイン生産国。世界的に名高いアイスワインと、東西2大産地が魅力。
- カナダの概要ロシアに次ぐ国土をもつ寒冷地生産国。連邦と州がワイン法を分担し、V.Q.A.が高品質の証。
- 主要産地・地方東のオンタリオ(ナイアガラ)と西のBC(オカナガン)が2大産地。ケベック・ノバ・スコシアも重要。
- 主要品種看板は交雑種ヴィダル。ヴィニフェラ種のリースリング・シャルドネ・ピノ・ノワールも重要。
- 代表的なスタイル世界的に名高いアイスワインが看板。冷涼気候を生かしたスパークリングやフレッシュな白も。
スイス
アルプスとジュラ山脈が占める4言語圏の産地。白のシャスラと赤のピノ・ノワールが二枚看板。
ジョージア
約8000年の歴史をもつワイン発祥の地。クヴェヴリ醸造とアンバーワイン、525種を超える土着品種が魅力。
- ジョージアの概要ワイン発祥の地。クヴェヴリ醸造とアンバーワインが伝統で、32のP.D.O.で格付けされる。
- 主要産地・地方東部の要カヘティ、首都を含むカルトリ、西部のイメレティとラチャ=レチフミが柱。
- 主要品種とスタイル黒のサペラヴィ、白のルカツィテリを二枚看板に、525種超の土着品種が多彩なスタイルを生む。
クロアチア
アドリア海沿岸と大陸部で顔が変わる土着品種の宝庫。ジンファンデルのルーツTribidragを擁し、Plavac Maliが看板。
- クロアチアの概要温暖な沿岸部と大陸性の内陸部をもつ土着品種の宝庫。EU加盟後、18のP.D.O.で格付けする。
- 主要産地・地方2019年から4産地に。東の平野スラヴォニア、ザグレブ周辺の高地、イストラとクヴァルネル、島々のダルマチア。
- 主要品種最大は白Graševina、次いでMalvazijaとPlavac Mali。この3品種で栽培量の約半分を占める。
スロヴェニア
アドリア海とアルプスに抱かれた小国。白ワイン主体で、オレンジワイン(アンバー)の聖地として世界的に知られる。
ブルガリア
バルカン半島南東部の世界最古級のワイン国。土着のマヴルッド・メルニクと、社会主義期の量産から近代化へ歩む固有品種の再評価が特徴。
- ブルガリアの概要バルカン半島南東部の世界最古級ワイン国。Balkan山脈が南北を分け、EUのP.D.O./P.G.I.で格付けする。
- ブルガリアの主要産地P.G.I.2地域に広域P.D.O.2地域を加えた4地域。北のドナウ平原、赤のトラキア、白の黒海、南西メルニクのストルマ。
- ブルガリアの主要品種2000を超える土着品種。黒のマヴルッド・メルニク・ガムザ、白のディミャットに、交配品種ルビンと国際品種が加わる。
ルーマニア
東欧最大級の生産国。カルパチア山脈と黒海に抱かれ、土着のフェテアスカ系品種とコトナリの貴腐が光る。
- ルーマニアの概要北緯44〜48度の温暖大陸性気候。EU準拠のD.O.C./I.G.P.と収穫時期表示が学びどころ。
- ルーマニアの主要産地モルドヴァ・ムンテニア・ドブロジャ・トランシルヴァニア。コトナリ/デアル・マーレ/ムルファトラルを押さえる。
- ルーマニアの主要品種土着のフェテアスカ系が主役。白のアルバ・レガーラ、黒のネアグラ、貴腐のグラサを覚える。
モルドバ
1991年独立の東南欧の内陸国。黒土と穏やかな大陸性気候のもと、フェテアスカ系の土着品種と国際品種で高品質路線へ転換したワイン大国。
- モルドバの概要黒土と穏やかな大陸性気候の内陸国。D.O.P./I.G.P.の2区分で高品質路線へ舵を切った産地。
- モルドバの主要産地中央部コドゥル・南東部シュテファン・ヴォダ・南西部ヴァルル・ルイ・トラヤンの3つのI.G.P.と、全域のディヴィン。
- モルドバの主要品種とスタイルフェテアスカ系とララ・ネアグラの土着品種に、アリゴテなど国際品種が加わる。「乙女」の名を持つ品種が看板。
ウルグアイ
南米コノスルの東端に位置する温暖湿潤な小国。看板は黒ブドウのタナで、ワイン生産は南米第4位。
- ウルグアイの概要多湿な温暖湿潤気候の小国。看板品種タナと、D.O.を持たない独自のワイン法を押さえる。
- ウルグアイの主要産地6地域16県。栽培は南部の首都圏部に集中。カネロネスを中心に主要産地を押さえる。
- ウルグアイの品種とスタイル看板タナの個性、新しい交配品種、注目のアルバリーニョ、牛肉と楽しむ赤中心の消費文化。
ルクセンブルク
フランスとドイツに挟まれた小国。ドイツ国境のモーゼル川左岸に畑が細長く広がる、白ワインとクレマンの産地。
スロヴァキア
白ブドウ約75%の冷涼な中欧内陸国。固有品種と独自糖度単位NM、トカイの甘口が要。
- スロヴァキアの概要1993年独立の中欧内陸国。やや大陸性気候の白ワイン産地で、糖度単位NMとDSCが学習の要。
- スロヴァキアの主要産地南部に東西へ広がる6産地。最古・最大のマロカルパツカと最暖のユズノスロベンスカが中心。
- スロヴァキアの品種とトカイ白の主役グリューナー・ヴェルトリーナーと黒のフランコフカ、固有品種デヴィーン、そしてトカイの甘口。
イギリス
高緯度・冷涼な海洋性気候の新興産地。白亜土壌を生かしたトラディショナル方式スパークリングで躍進する英国を学びます。
- イギリスの概要とワイン法高緯度・冷涼な海洋性気候の新興国。白亜土壌のスパークリングで躍進し、独自のUK Quality Wine Schemesで分類する。
- 主要品種と代表スタイルスパークリング用のシャルドネ・ピノ・ノワール・ムニエと、伝統品種バッカスなど。トラディショナル方式が主役。
- 主要産地めぐり最大のケント、日照豊かなサセックス、白亜のハンプシャー、内陸のサリー、拡大するエセックス。