メンドーサ
Mendoza
I.G.メンドーサ(州全域)。傘下にルハン・デ・クージョ、マイプー、ウコ・ヴァレー等の下位I.G.。D.O.C.はルハン・デ・クージョ(2005年)、サン・ラファエル(2007年)の2件。
アルゼンチン最大の産地で、栽培面積145,393ha(2023年)と全国の約70%を占める。クージョ地方に属し、大規模ワイナリーの多くが集まる。強い日差しと少雨でブドウが毎年完熟し、病害がほぼ出ないため事実上の有機栽培が可能。アンデスに源を発する河川が灌漑用水を供給する。マルベックの世界的銘醸地として知られ、白はトロンテスがシャルドネに次ぐ。栽培地は標高や水系によりメンドーサ北部、プリメーラ・ソナ、ウコ・ヴァレー、メンドーサ東部、メンドーサ南部の5つのサブリージョンに分けられる。
試験頻出ポイント
- アルゼンチン最大の産地で栽培面積145,393ha(2023年)、全国の約70%を占める
- 強い日差しと少雨で毎年ブドウが完熟し、病害がほぼ出ないため事実上の有機栽培が可能
- マルベックの世界的銘醸地。白はトロンテスがシャルドネに次ぐ
- 栽培地はメンドーサ北部、プリメーラ・ソナ、ウコ・ヴァレー、メンドーサ東部、メンドーサ南部の5つのサブリージョンに分かれる
- D.O.C.ルハン・デ・クージョ(2005年)とD.O.C.サン・ラファエル(2007年)の2件はいずれもメンドーサ州にある
気候風土
メンドーサの気候とテロワールはブドウの品種特性を表現するのに理想的とされる。強い日差しと少ない雨でブドウが毎年完熟し、カビや菌類由来の病害が発生することは極めてまれである。従って防除のための薬剤散布が必要なく、事実上の有機栽培といえる。アンデスに源を発する河川が充分な灌漑用水を供給する。
主要産地
栽培地域は5つのサブ・リージョンに分けられる。標高550〜700mと最も低いメンドーサ北部は白品種が中心。メンドーサ市に隣接し全醸造所の40%が集まるプリメーラ・ソナはマイプーとルハン・デ・クージョに分かれる。海抜860〜1,610mのウコ・ヴァレーは高地の冷涼地。トゥヌジャン川とメンドーサ川で灌漑するメンドーサ東部(標高640〜750m)、アトゥエル川とディアマンテ川で灌漑するメンドーサ南部(標高450〜800m、サン・ラファエルなど)が続く。
品種
マルベックは19世紀半ばにフランスから穂木を持ち込んで植えられ、メンドーサでその特性が大いに開発された。今では世界で最も優れたマルベックという評価を得ており、色調が濃く酸味は中庸、オークを充分に採り入れたものはアメリカ市場に受け入れられた。白はトロンテスがシャルドネに次いで栽培面積が広く、マスカット・オブ・アレキサンドリア由来の強くはっきりしたバラ、ジャスミン、ゼラニウムなどのアロマをもつ。
主要ブドウ品種
- マルベック
- ボナルダ
- トロンテス
- シャルドネ
- カベルネ・ソーヴィニヨン
- シラー
