バロッサ・ヴァレー
Barossa Valley
G.I.バロッサ・ヴァレー(Region、標高112〜596m)。イーデン・ヴァレーと合わせた上位区分としてG.I.バロッサ(Zone)があり、単に「Barossa」表示のワインは両産地のブドウを含む可能性が高い。樹齢で区分するBarossa Old Vine Charter(Old Vine 35年以上、Survivor 70年以上、Centenarian 100年以上、Ancestor 125年以上)がある。
バロッサ・ヴァレーは南オーストラリア州を代表する「シラーズの首都」ともいえる温暖産地。シラーズが破砕量の6割以上を占め、黒ブドウが9割を超える。1842年に始まりシレジア地方からのドイツ系移民の文化が色濃い。Langmeil所有の1843年植栽シラーズはオーストラリア最古のワイン用ブドウとされ、100年超の古樹が豊富。樹齢で区分するBarossa Old Vine Charterが定められている。ブラックチェリーやチョコレートの風味をもつ凝縮した長命な赤ワインで知られる。
試験頻出ポイント
- シラーズが破砕量の6割以上を占め、黒ブドウが9割を超える「シラーズの首都」。
- Langmeil所有の1843年植栽シラーズはオーストラリア最古のワイン用ブドウとされる。
- 樹齢で区分するBarossa Old Vine Charter(古木憲章)が2009年に制定された。
- シレジア地方などからのドイツ系移民の文化が色濃い産地。
- イーデン・ヴァレーと合わせてG.I.バロッサ(Zone)を構成する。
歴史
ワイン造りは1842年までさかのぼる。バイエルン出身のヨハン・グランプ(Jacobs Creek創設)や英国出身のサミュエル・スミス(Yalumba創設)が入植し、プロイセンのシレジア人がドイツ文化を残した。Langmeil Wineryが所有する1843年植栽のシラーズは、オーストラリア最古のワイン用ブドウとされる。
気候風土
標高112〜596mの平坦地に畑が広がる温暖産地。過去30年平均の年間降水量は約530mm、生育シーズンは約211mmと少ない。イーデン・ヴァレーとはBarossa Rangeにより標高差150〜200mの断崖で隔てられる。
土壌
主に粘土・ローム質で、土壌は大きく6種類ほどに分かれる。北部のMoppaやEbenezer地区の鉄分を含む赤い土壌は黒い果実や黒オリーヴの凝縮したスタイルを生む。南部のLyndochやRowland Flat地区は灰色の粘土ローム質で、赤い果実やブルーベリーの優しくエレガントなワインとなる。
主なスタイル
シラーズはブラックチェリーやチョコレートの風味をもつ凝縮した長命な赤で、伝統的にアメリカン・オークで熟成する。グルナッシュはシラーズやムールヴェードルとブレンドされ甘い果実味をもつ。古木憲章ではOld Vine(35年以上)・Survivor(70年以上)・Centenarian(100年以上)・Ancestor(125年以上)に区分される。
主要ブドウ品種
- シラーズ
- グルナッシュ
- カベルネ・ソーヴィニヨン
- セミヨン
- リースリング
