ヴァッハウ
Wachau
ヴァッハウD.A.C.(2020年ヴィンテージから白・ロゼ・赤)。Gebietswein・Ortswein(指定22村)・Riedenwein(指定157単一畑)の3段階。Riedenweinはグリューナー・ヴェルトリーナーとリースリングの単一品種のみで補糖不可。Vinea Wachauの伝統格付けはD.A.C.発足後も有効で、Steinfeder(KMW15〜17度・アルコール11.5%以下・辛口)、Federspiel(最低17度KMW・11.5〜12.5%・カビネット相当)、Smaragd(最低18.2度KMW・12.5%以上)に区分する。
ヴァッハウはニーダーエステライヒのドナウ渓谷沿い、メルクとクレムスの間に広がる世界遺産の急斜面産地。急斜面の段々畑は片麻岩や角閃岩などの原生岩でリースリングに、斜面下のレスや砂はグリューナー・ヴェルトリーナーに向く。栽培比率はグリューナー・ヴェルトリーナーが約64%、リースリングが約18%。リースリングは華やかな香りと強いミネラル、切れのある酸で高級白として評価される。Vinea Wachau協会による独自格付けが有名で、軽い順にシュタインフェーダー(Steinfeder)、フェーダーシュピール(Federspiel)、スマラクト(Smaragd)に分かれる。
試験頻出ポイント
- メルクとクレムスの間に広がるドナウ渓谷沿いの世界遺産の急斜面産地
- 急斜面の原生岩はリースリング、斜面下のレスや砂はグリューナー・ヴェルトリーナーに向く
- Vinea Wachau協会の独自格付けが有名で、軽い順にシュタインフェーダー・フェーダーシュピール・スマラクトに分かれる
- ヴァッハウD.A.C.は2020年ヴィンテージから白・ロゼ・赤に適用
- 西ほど涼しく東ほど暖かい。アプリコット(マリレン)の名産地でもある
気候風土・土壌
メルク市とクレムス市の間、ドナウ渓谷沿いに続く世界遺産の急斜面産地。西のアルプスからの冷風と東のパノニア気候の暖気により、西ほど涼しく東ほど暖かい。急斜面の印象から片麻岩や花崗岩が想起されやすいが、それらは全体の約6%に過ぎず、5割強はレス、3分の1ほどは新第三紀の粘土質シルト・砂・礫など非固結性土壌である。
ワイン法・格付け
ヴァッハウD.A.C.(2020年ヴィンテージから白・ロゼ・赤)。Gebietswein・Ortswein・Riedenweinの3段階で、Riedenweinはグリューナー・ヴェルトリーナーとリースリングの単一品種のみ。生産者は1983年にVinea Wachau Nobilis Districtus協会を設立し、ワイン法とは別のKMW基準の独自格付けを行ってきた。
Vinea Wachauの格付け
伝統的格付けは軽い順に3区分される。シュタインフェーダーは最も軽快でアルコール11.5%以下の辛口、フェーダーシュピールは最低17度KMW・アルコール11.5〜12.5%でカビネット相当、スマラクトは最低18.2度KMW・アルコール12.5%以上の最も凝縮したタイプである。
品種
グリューナー・ヴェルトリーナーが約64%、リースリングが約18%を占める。リースリングは原生岩の急斜面で華やかな香りと強いミネラル、切れのある酸をもつ高級白として評価される。グリューナー・ヴェルトリーナーはレスや砂の土壌に向き、のびやかな果実味とシャープな酸を表現する。
主要ブドウ品種
- グリューナー・ヴェルトリーナー
- リースリング
