中・南ダルマチア
Dalmacija
スレディニャ・イ・ユジュナ・ダルマチアのサブリージョンP.D.O.。域内に特別単一P.D.O.のディンガチとポニクヴェ(ペリェシャツ半島)を擁する。
アドリア海沿いの中・南ダルマチアで、典型的な地中海性気候のもと夏は暑く乾燥し、石灰岩主体の土壌に薄い表土が広がる。クロアチアのワイン生産のルーツともいえる地域で、代表品種は黒のプラヴァツ・マリ。ペリェシャツ半島南斜面のディンガチ(EU原産地呼称)やポストゥプではフルボディで力強いワインになる。白ではコルチュラ島原産のポシップやグルク、マルヴァジヤがトップレベルとされ、甘口プロシェクの伝統も残る。
試験頻出ポイント
- クロアチアにおけるワイン生産のルーツともいえる場所で、典型的な地中海性気候のもと夏は暑く乾燥する。石灰岩主体の薄い表土の斜面が海に面し、海風の恩恵を受けてブドウが健全に育つ。
- 代表品種は黒のプラヴァツ・マリ。ペリェシャツ半島南斜面のディンガチ(EU原産地呼称)やポストゥプではフルボディで力強く、内陸高地のペリェシャツでは別品種と思えるほどライトでフルーティになる。
- 白ではコルチュラ島原産でブラトコヴィナとズラタリツァのハイブリッドであるポシップ、グルク、マルヴァジヤがトップレベルとされる。ヴィス島のみで栽培される白土着品種ヴガヴァも知られる。
- 伝統的な甘口ワイン、プロシェク(Prošek)は2021年に伝統的用語としての保護申請が公示されたが、強い異議が出され審査は長期化している。
品種
プラヴァツ・マリは栽培地域により2つの異なる性格をもつ。マラシュティナはバランスの良い品種でラストヴォ島やコルチュラ島で顕著、ミディアムボディのクリスプなワインになる。ショルタ島のドブリチッチなど、その地域だけにみられる多くの土着品種があるが、国際市場での認知は低い。
主要産地
スレディニャ・イ・ユジュナ・ダルマチアのサブリージョンP.D.O.。域内に特別単一P.D.O.のディンガチと、ペリェシャツ半島のポニクヴェ(2021年にEU原産地呼称登録)を擁する。古代ギリシャ時代からワイン生産の中心地だったコルチュラは現在もこのエリアの中心地で、ドゥブロヴニク近辺のマルヴァジヤは15世紀に存在が記述されたクロアチア最古級のワインの一つである。
主要ブドウ品種
- プラヴァツ・マリ
- ポシップ
- マルヴァジヤ
