アール
Ahr
クヴァリテーツヴァイン/プレディカーツヴァイン(g.U.)体系。冷涼地ながら良質な辛口シュペートブルグンダーで知られ、VDPのグローセス・ゲヴェクス(赤)も重要。
アールはミッテルラインの一部を除けばドイツ西部最北の産地で、ボンに近い。アール川沿い約18kmにブドウ畑が散在し、上流アルテナール付近は狭い渓谷と急斜面、下流は緩斜面と平野になる。赤ワイン用品種が約80%を占める珍しい産地で、シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)が中心、フリューブルグンダーも産する。南向き斜面の暗色粘板岩と硬砂岩が蓄熱し、冷涼ながら赤の成熟を助ける。2021年7月の豪雨・大洪水で深刻な被害を受けたが復興が進む。
試験頻出ポイント
- ミッテルラインの一部を除けばドイツ西部最北の産地で、ボンに近い。アール川沿い約18kmにブドウ畑が散在する
- 赤ワイン用品種が約80%を占める珍しい産地。シュペートブルグンダー64.9%が中心、フリューブルグンダー5.6%も産する
- アイフェル山地が雨雲を遮るため比較的乾燥し、年間降水量は633mm。南向き斜面の暗色粘板岩と硬砂岩が蓄熱する
- 2021年7月の豪雨・大洪水で醸造所や畑が深刻な被害を受けたが、支援と復興で2021年産は平年並みの収穫となった
- 銘醸畑にアルテナール>エック、マイショス>メンヒベルク、デルナウ>プファーヴィンゲルト
気候風土・土壌
アイフェル山地が雨雲を遮るため比較的乾燥し、年間降水量は633mm。南向き斜面の暗色粘板岩と硬砂岩が蓄熱し、冷涼ながら赤ワイン用品種の成熟を助ける。上流の急斜面はデヴォン紀粘板岩、中流は硬砂岩、下流の緩斜面や平地はレス土・ローム質粘土となる。
主なスタイル
赤ワイン用品種が約80%を占め、シュペートブルグンダーが中心。1980年代後半からバリック熟成の濃厚な赤に挑む生産者が現れ、近年は若手が繊細で品のよいスタイルを増やしている。冷涼地ながら良質な辛口シュペートブルグンダーで知られ、VDPのグローセス・ゲヴェクス(赤)も重要。
主要ブドウ品種
- シュペートブルグンダー
- リースリング
