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モーゼル

Mosel

クヴァリテーツヴァイン/プレディカーツヴァイン(g.U.)体系。冷涼な気候を反映しカビネットやシュペートレーゼの軽快な甘口・辛口が多く、貴腐のアウスレーゼ以上やアイスヴァインも産する。VDP格付けに加え、デア・リング・モーゼル1809が独自にグローセス・ゲヴェクスをリリース。

モーゼルはモーゼル川とその支流ザール川・ルーヴァー川の流域に広がる冷涼な銘醸地で、2006年まではモーゼル・ザール・ルーヴァーと称した。ブドウ畑の約4割が斜度30%を超える急斜面(シュタイルラーゲ)で、青色・灰色・赤色などのスレート(粘板岩)土壌が蓄熱し根を深く伸ばす。リースリングが約6割を占め、伝統的な甘口から、酸とミネラルの効いた緊張感ある辛口・オフドライまで生む。ピースポートやベルンカステル(ドクトール畑)、ザールのシャルツホーフベルガーが名高い。上流オーバーモーゼルでは石灰質土壌とエルブリングも重要。

試験頻出ポイント

  • 2006年まではモーゼル・ザール・ルーヴァーと称した。現在もザール川・ルーヴァー川流域を含む
  • ブドウ畑の約4割が斜度30%を超える急斜面(シュタイルラーゲ)。リースリングが約60%を占める
  • 土壌は粘板岩(スレート)が中心で、青色・灰色・赤色の違いがワインの表情に影響する
  • 銘醸畑にピースポート>ゴルトトレプフェン、ベルンカステル>ドクトール、ヴェーレン>ゾンネンウーア、ザールのヴィルティンゲン>シャルツホーフベルガー
  • 上流オーバーモーゼルでは石灰質土壌とエルブリングも重要。デア・リング・モーゼル1809が独自のグローセス・ゲヴェクスをリリース

気候風土

モーゼル川はフランスからルクセンブルクとの国境を経てドイツに入り、コンツから北西へ蛇行し、コブレンツでライン川に合流する。冷涼な気候だが、粘板岩が蓄熱し川面が熱を反射することでリースリングが成熟する。ザールとルーヴァーはとくに冷涼で酸が際立つスタイルになる。

土壌

土壌は粘板岩が中心で、青色・灰色・赤色などの違いがワインの表情に影響する。下流部には石垣のテラス状畑も見られる。上流のオーバーモーゼルでは石灰質土壌となり、古い白品種エルブリングが重要である。

主なスタイル

リースリングが約6割を占め、伝統的な甘口だけでなく、温暖化と栽培醸造技術の向上により土壌の個性を反映した辛口・オフドライも増えている。pHが低くなりやすい粘板岩土壌では、残糖が9g/L近くあっても鋭く引き締まった辛口に感じられる。貴腐のアウスレーゼ以上やアイスヴァインも産する。

主要ブドウ品種

  • リースリング
  • ミュラー・トゥルガウ
  • エルブリング