地図を読み込み中…

長野

Nagano

2021年に「長野」が地理的表示(G.I.)として指定。県独自の「長野県原産地呼称管理制度」(2002年創設)は2021年のG.I.長野とともに「G.I.長野プレミアム」へ移行した。県は「信州ワインバレー構想」(2013)を掲げ、千曲川・桔梗ヶ原・日本アルプス・天竜川・八ヶ岳西麓の5つのワインバレーで産地形成を進める。

長野県は日本で最も活気あるワイン産地の一つで、2024年末のワイナリー数は87軒。すべての栽培地が内陸の盆地気候で、年間降水量が少なく昼夜・夏冬の気温差が大きい。塩尻市桔梗ヶ原はメルロの名産地として国際コンクールで大金賞を獲得し、千曲川流域(東御市・上田市・高山村など)では欧・中東系品種の垣根仕立てが急増。メルロ・シャルドネ・カベルネ・ソーヴィニヨンなど多くの品種で生産数量が日本一。アメリカ系のコンコード・ナイアガラの産地でもある。

試験頻出ポイント

  • ワイナリー数は2024年末で87軒、長野県は日本で最も活気ある産地の一つ。日本ワイン生産量3,136kL(全国第2位、約20.8%)。
  • 塩尻市桔梗ヶ原はメルロの名産地で、桔梗ヶ原産メルロのワインがリュブリアーナ国際ワインコンクールで大金賞を連続受賞した。
  • メルロ・シャルドネ・カベルネ・ソーヴィニヨン・ソーヴィニヨン・ブラン・カベルネ・フランの生産数量はいずれも日本一。栽培最多はコンコード。
  • 2021年に「長野」がG.I.に指定。県独自の原産地呼称管理制度(2002年創設)はG.I.長野プレミアムへ移行した。
  • すべての栽培地が内陸の盆地気候で年間降水量が少なく昼夜・夏冬の気温差が大きい。東御市の生育期平均気温はディジョンとほぼ同じ。

歴史

明治初めに殖産興業政策のもとワイン造りを目的としてブドウ栽培が始まったのが山梨との違い。1890年に豊島理喜治が桔梗ヶ原の赤松林を開墾し本格栽培に着手した。寒さに強いコンコードが主力となり甘味果実酒の原料地として続いたが、1970年代半ばに大手2社がメルロの買い取り契約を結びメルロ産地へ転換。2013年に県は信州ワインバレー構想を発表した。

気候風土

本州中央の内陸県で、農地は松本盆地・上田盆地・長野盆地・伊那盆地の4盆地に広がり、その80%以上が標高500m以上。いずれも盆地気候で年間降水量が少なく昼夜・夏冬の気温差が大きい。とりわけ長野盆地から上田・佐久盆地にかけては北海道東部に次いで雨が少ない。栽培は斜面で行われ標高差が大きく、気象・土壌・品種の多様性をもたらす。

主要産地

信州ワインバレー構想2.0では桔梗ヶ原・千曲川・日本アルプス・天竜川・八ヶ岳西麓の5つのワインバレーを掲げる。塩尻市全域の桔梗ヶ原はメルロで名高い発祥地。千曲川ワインバレーは県内ワイナリーの約半数が集まり最も設立が活発で、東御市・高山村では欧・中東系品種の垣根栽培が激増している。

主要品種

欧・中東系品種のメルロ・シャルドネ・カベルネ・ソーヴィニヨンなどが日本一の生産数量。アメリカ系のコンコード・ナイアガラも多いが割合は微減傾向。上位10品種では赤用が約58.7%と高く、北海道や山梨に比べ赤用品種に適した条件が揃う。近年はシラー・ピノ・ノワール・ピノ・グリなども増加している。

主要ブドウ品種

  • メルロ
  • シャルドネ
  • コンコード
  • ナイアガラ
  • カベルネ・ソーヴィニヨン