マデイラ
Madeira
D.O.P. Madeira(酒精強化)と D.O.P. Madeirense(スティル)を I.G.P. Terras Madeirenses が内包。熟成区分は Reserva(5年)、Special/Old Reserva(10年)、Extra Reserva(15年)、Frasqueira(20年以上・品種100%)、Colheita(5年以上樽熟)。品種名表示は85%以上。管理は I.V.B.A.M.。
大西洋上の火山島マデイラで造られる酒精強化ワイン。高い酸を生かし、加熱熟成(高級品は太陽熱を用いる Canteiro、標準品はタンク加熱の Estufa)による独特の焦げ・ナッツ香が特徴。品種でスタイルが決まり、セルシアル(辛口)、ヴェルデーリョ(中辛口)、ブアル(中甘口)、マルヴァジア=マルムジー(甘口)、主要黒品種ティンタ・ネグラ。Frasqueira は単一品種・単一収穫年で最低20年樽熟成。
試験頻出ポイント
- 大西洋上の火山島マデイラで造られる酒精強化ワイン。I.G.P. Terras Madeirensesが酒精強化のD.O.P. MadeiraとスティルのD.O.P. Madeirenseを含む
- 加熱熟成が特徴。高級品は太陽熱を用いるCanteiro、標準品はタンク加熱のEstufa
- 品種でスタイルが決まる。Sercial(辛口)・Verdelho(中辛口)・Boal(中甘口)・Malvasia=Malmsey(甘口)
- 主要黒品種Tinta Negraが全体の約80%を占め、Estufaの3年熟成タイプに多い
- Frasqueiraは単一品種・単一収穫年で最低20年樽熟成、表示品種100%。管理はI.V.B.A.M.
気候風土
Lisboaから南西1,000kmの大西洋上の火山島。大西洋と貿易風の影響を受け年間平均気温は約19度。降水量は高標高で3,000mm、海面近くで500mmと差が大きい。土壌は火山性主体で、湿度が高いためカビ被害が問題になる。海岸線の断崖を段々畑にして栽培する。
製法・熟成
高い酸を生かし、加熱熟成による独特の焦げ・ナッツ香が特徴。Canteiroは太陽熱を利用した天然加熱熟成で、屋根裏や倉庫に樽を並べ長年月熟成する。Estufaはタンク内外の管に湯を循環させ45〜50度前後で最低3カ月加熱する標準品の方式で、主にTinta Negraの3年熟成などに使われる。グレープスピリッツは96度で、最終アルコール度数は17〜22度。
主なスタイル
品種でスタイルが決まり、Sercial(辛口・冷涼地)、Verdelho(中辛口・北部)、Boal(中甘口・南部)、Malvasia=Malmsey(甘口・海岸沿いの暑い地域)の4品種が古典。Tinta Negraが全体の約80%を占める主要黒品種。Terrantezは果皮が薄く繊細で生産量が少ない。
ワイン法
熟成区分はReserva(5年)、Special/Old Reserva(10年)、Extra Reserva(15年)。品種名表示は表示品種85%以上が必要。Frasqueiraは単一品種・単一収穫年で最低20年の樽熟成、表示品種100%。Colheitaは収穫翌年1月1日以降に樽詰めし、継続して5年以上樽熟成したワイン。管理はI.V.B.A.M.が担う。
主要ブドウ品種
- ティンタ・ネグラ
- セルシアル
- ヴェルデーリョ
- ブアル
- マルムジー
