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リオハ

Rioja

D.O.Ca.(特選原産地呼称)。地理的階層として Vinos de Zona、Vinos de Pueblo、Viñedo Singular を導入。

リオハはエブロ川とその支流オハ川沿いに広がる、1991年にスペイン初のD.O.Ca.を獲得した代表的産地。ラ・リオハ州、バスク州アラバ県、ナバラ州の3州にまたがり、リオハ・アルタ、リオハ・アラベサ、リオハ・オリエンタル(旧リオハ・バハ)の3ゾーンに分かれる。19世紀後半にボルドー式の小樽熟成技術が導入され、伝統的にはアメリカンオークでの樽熟が重視される。テンプラニーリョ主体で約8割が赤ワイン。クリアンサ、レセルバ、グラン・レセルバの熟成区分が広く用いられ、近年は単一畑のビニェード・シングラールなど地理的階層表示も導入された。

試験頻出ポイント

  • 1991年にスペイン初のD.O.Ca.を獲得。ラ・リオハ州・バスク州アラバ県・ナバラ州の3州にまたがる
  • リオハ・アルタ、リオハ・アラベサ、リオハ・オリエンタル(2018年にリオハ・バハから改名)の3ゾーン
  • 約80%が赤ワイン。標高は300〜700m
  • 主要黒品種はテンプラニーリョ、ガルナッチャ、マスエロ、グラシアーノ
  • 地理的階層はビノス・デ・ソナ(ゾーン名)、ビノス・デ・プエブロ(村名)、ビニェード・シングラール(単一畑)

歴史

ローマ時代のラガール遺跡から紀元前のワイン造りがうかがえる。1800年代後半にフィロキセラで壊滅したフランスから生産者が押し寄せ、ボルドー式の発酵・小樽熟成技術が導入された。1925年に独自規定を設け、1926年にスペイン初の原産地名保護統制委員会を設立した。

気候風土

南西のシエラ・デ・ラ・デマンダがメセタからの夏の熱波を遮り、北のカンタブリア山脈がビスケー湾からの冷たい北西風を防ぐ。リオハ・アルタは栽培面積の約半分を占め酸の高い熟成向き赤を、アラベサは南向き斜面で香り高く果実味豊かな赤を、オリエンタルは温暖乾燥でガルナッチャの多様な赤・ロゼを生む。

主なスタイル

伝統的にはアメリカンオークの小樽熟成が重要。1980年代後半からフレンチオークや新樽、短期熟成などモダンな動きが出たが、2000年代以降は過剰抽出への反省から、テロワールを表現し酸に支えられたエレガントなスタイルへ回帰している。白品種の追加認定や淡色ロゼ、スパークリングなど新しい動きもある。

ワイン法・熟成区分

D.O.Ca.(特選原産地呼称)。地理的階層としてビノス・デ・ソナ(ゾーンのブドウ100%)、ビノス・デ・プエブロ(村名、2024年改定でビノス・デ・ムニシピオから改称)、ビニェード・シングラール(樹齢35年以上・手摘み・委員会承認、2025年6月時点で162が認定)を導入。リオハ独自のスパークリング、エスプモーソ・デ・カリダードもある。

主要ブドウ品種

  • テンプラニーリョ
  • ガルナッチャ
  • マスエロ
  • グラシアーノ