ヴァレー
Valais
A.O.C.はAppellation CantonaleのValaisのみ。州が別に10地域とブドウ品種を指定するGrand Cruがある。赤のドールはピノ・ノワールまたはピノ・ノワール主体にガメイを合わせ51%以上使用する。
ローヌ川の渓谷沿いに約80kmにわたり畑が広がるスイス最大のワイン産地。南風によるフェーン現象で乾燥した温暖な気候が、コルナランやウマーニュ・ルージュなど個性的な土着品種を育む。代表は辛口白のファンダン(ヴァレーでのシャスラの名)、コクのあるヨハニスベルク(同シルヴァネールの名)、赤のピノ・ノワール。プティ・アルヴィンヌやアミーニュ、パイアン(サヴァニャン・ブラン)も知られ、伝統的な赤のドール、貴腐ワイン、氷河のワインVin des Glaciersも産する。
試験頻出ポイント
- スイス最大のワイン産地。MartignyからBrigまでローヌ川の渓谷に沿って約80kmにわたり畑が広がる
- 南から吹く暖かい風によるフェーン現象で乾燥した気候。年間日照時間2,150時間、降水量580mm
- 代表品種は辛口白のファンダン(ヴァレーでのシャスラの名)、コクのあるヨハニスベルク(同シルヴァネールの名)、赤のピノ・ノワール
- コルナランとウマーニュ・ルージュはヴァレーの特徴的な土着黒品種。プティ・アルヴィンヌ、アミーニュ、パイアン(サヴァニャン・ブラン)など古来品種も豊富
- A.O.C.はAppellation CantonaleのValaisのみ。州が別に10地域とブドウ品種を指定するGrand Cruがある
気候風土
アルプス山脈の中央地域にあり、氷河や河川の浸食、ローヌ川や渓谷から流れ出る河川の堆積物により多様な土壌が形成されている。標高は390〜1,150mで、Visperterminenのようにヨーロッパでも標高の高いブドウ畑がある。白亜紀の地層から約60品種が産出される。
品種
代表は辛口白のファンダン、甘口でコクのあるヨハニスベルク、赤のピノ・ノワール。Aosta渓谷発祥のコルナランはRouge du Paysに他品種が自然交配して生まれ、同じ遺伝子を持つウマーニュ・ルージュとともにヴァレーの特徴的品種である。アミーニュ、プティ・アルヴィンヌ、パイアン、ウマーニュ・ブランも知られる。
主なスタイル
伝統的な製法のワインに赤のドール、白のVin des Glaciersがある。ドールはピノ・ノワールまたはピノ・ノワール主体にガメイを合わせ51%以上使用する。貴腐ワインはGrain Noble ConfidenCielが基準を定め、樹齢15年以上のプティ・アルヴィンヌやエルミタージュなどを用い、果汁糖度130°Oe以上、樽熟成12カ月以上などの要件を満たして認定される。
Grand Cru
州が別に指定するGrand Cruには、Chamoson、Visperterminen、Conthey、Leytron、Saillon、Salgesch、Sierre、Saint-Léonard、Vétroz、Ville de Sionの10地域とブドウ品種が指定されている。アミーニュは残糖度を蜜蜂のロゴマーク数で3段階(1匹=辛口、2匹=やや甘口、3匹=甘口)に分けて表示する。
主要ブドウ品種
- シャスラ
- シルヴァネール
- ピノ・ノワール
- プティ・アルヴィンヌ
