ニューヨーク州
New York
A.V.A.はTTBの管轄。主要A.V.A.はフィンガー・レイクス(内部にセネカ・レイク、カユガ・レイク)、ロング・アイランド(ノース・フォーク、ザ・ハンプトンズ)、ハドソン・リヴァー・リージョンなど。1976年のファーム・ワイナリー・アクトが小規模ワイナリーの設立を後押しし、ワイン産業の拡大につながった。
ニューヨーク州のワイン産地は東のロング・アイランドから西のペンシルヴァニア州境まで東西約650kmに及ぶ。歴史的にはジュースや製菓用のブドウ生産が大きく、ワイン用のヴィティス・ヴィニフェラは後発だったが、いまや州の全ブドウ生産量の25%をワイン用が占める。ニューヨーク市という大市場に近いことが強みで、ワイナリー数は444。近年は瓶内二次発酵のスパークリングや、リースリング、ピノ・ノワール、カベルネ・フラン、ゲヴュルツトラミネールなど冷涼気候品種が国際的に評価されている。
重要ポイント
- 産地は東のロング・アイランドから西のペンシルヴァニア州境まで東西約650km
- 州の全ブドウ生産量の25%がワイン用(残りはジュース・製菓用)
- ワイナリー数は444。産地への年間訪問者数は470万人
- 1950〜60年代にコンスタンティン・フランク博士らがヴィニフェラ栽培を確立
- 主要産地はフィンガー・レイクス、ロング・アイランド、ハドソン・リヴァー・リージョン
気候風土
大陸性気候で冬の寒さが厳しく、かつてはアメリカ原産のヴィティス・ラブルスカ種しか育たないと長く信じられてきた。実際にはヨーロッパ系ヴィニフェラがフィロキセラに耐えられなかったためで、接木の普及と品種選択によって現在はヴィニフェラ栽培が確立している。フィンガー・レイクスの氷河湖群やロング・アイランドの海など、水の保温効果が冬の寒さと霜害を和らげる産地に畑が集中する。
歴史
17世紀中頃にオランダ人がマンハッタン島にブドウを植えたのが始まり。1800年代中頃にフィンガー・レイクスへコンコードやデラウェアが導入されて主要品種となり、1873年にはグレート・ウェスタン・シャンパーニュ社のスパークリングがウィーン万国博覧会で金賞を受賞した。1950年代中頃、シャンパーニュのヴーヴ・クリコ出身のシャルル・フルニエと、ウクライナ出身の栽培学者コンスタンティン・フランク博士がヴィニフェラでの本格的なワイン造りを始め、1961年に最初の商業的ヴィニフェラワインが誕生した。
主要ブドウ品種
- リースリング
- シャルドネ
- カベルネ・フラン
- ピノ・ノワール