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🇸🇮スロヴェニア

Slovenija

2008年にEU基準に基づきP.G.I.(Deželno vino P.G.O.)とP.D.O.が導入された。P.D.O.は上級のKakovostno vino Z.G.P.と最上級のVrhunsko vino Z.G.P.に分かれ、後者には遅摘み(Pozna trgatev)からアイスワイン(Ledeno vino)まで甘口のプレディカートがある。さらにP.T.P.(伝統的呼称)が地域特有の品種とスタイルを定義する。

スロヴェニアは1991年に旧ユーゴスラヴィアから独立した小国で、西にアドリア海、北にアルプス、東にハンガリー平原をもつ変化に富んだ地形をもつ。ワイン産地はプリモルスカ、ポドラヴィエ、ポサヴィエの3大ワイン地域に分かれ、その中に9つの統制保証原産地区がある。単一品種の白ワインが主流で生産量の約7割を白が占める。イタリア・フリウリと隣接するブルダ(ゴリシュカ・ブルダ)を中心に、白ブドウをスキンコンタクトして造るオレンジワイン(アンバーワイン)の伝統と現代的潮流でも世界的に知られる。レブラ(=リボッラ・ジャッラ)、マルヴァジヤ、シポン(=フルミント)、ラシュキ・リースリングなど土着・国際品種が多彩に栽培される。

試験頻出ポイント

  • 1991年に旧ユーゴスラヴィア北部から独立。2004年にEUへ加盟した
  • ワイン産地はプリモルスカ、ポドラヴィエ、ポサヴィエの3地域に分かれ、その中に9つの統制保証原産地区がある
  • 単一品種の白ワインが主流で、2024年の生産量369,000hLのうち白が69%を占める
  • オレンジワイン(アンバーワイン)の伝統と現代的潮流で世界的に知られ、2012年に世界初のオレンジワイン・フェスティバルを開催
  • 2008年にEU基準でP.G.I.(Deželno vino P.G.O.)とP.D.O.が導入され、全体の約7割がP.D.O.に当たる
  • 生産者の9割が畑面積1ha未満の小規模生産者で、登録栽培面積は2024年で14,131ha

気候風土

西にアドリア海、北にアルプス、東にハンガリー平原をもつ変化に富んだ地形のため、気候・土壌も多様である。北西のイタリア国境沿いとアドリア海沿岸のプリモルスカは地中海性気候で、土壌は泥灰土、泥板岩、砂岩などだが、沿岸周辺は石灰岩地帯を多く含む。北東部のポドラヴィエは大陸性気候でミネラル分の豊かな土壌をもち、南東部のポサヴィエは半大陸性気候で土壌は非常に多様である。

主要産地

ワイン生産地はプリモルスカ、ポドラヴィエ、ポサヴィエの3地域に分かれ、この中に9つの統制保証原産地区がある。プリモルスカはゴリシュカ・ブルダ、ヴィパヴスカ・ドリナ、クラス、スロヴェンスカ・イストラの4区、ポドラヴィエはシュタイエルスカ・スロヴェニア、プレクムリエの2区、ポサヴィエはドレニスカ、ビゼルスコ・スレミッチュ、ベラ・クライナの3区からなる。赤ワインの大部分は地中海性気候のプリモルスカで造られる。

品種

国際品種と土着品種を含め約50種類のヴィティス・ヴィニフェラが栽培される。栽培面積最大はラシュキ・リースリング、次いでレフォシュク、シャルドネ、マルヴァジヤ、ソーヴィニヨンと続く。土着品種ではレブラ(リボッラ・ジャッラ)、シポン(フルミント)、ゼレン、赤のツァメトフカやモドラ・フランキニャ(ブラウフレンキッシュ)が代表的である。

主なスタイル

白ブドウのマセラシオン(スキンコンタクト)で造るオレンジワインの伝統が古くからあり、1844年発刊の『Vinoreja za Slovence』にも記述がある。1980年代に原点回帰の生産者が増え、現在は約70の生産者がいる。最上級のVrhunsko vino Z.G.P.には遅摘み(Pozna trgatev)からアイスワイン(Ledeno vino)まで甘口のプレディカートがあり、地域特有の品種とスタイルを定義するP.T.P.(伝統的呼称)も存在する。

主要ブドウ品種

  • レブラ
  • マルヴァジヤ
  • シポン
  • ラシュキ・リースリング
  • ゼレン

産地(地方)(6)